ひつじの歯並び日記

暇と自由をエネルギーに

働くこと

「あなたにとって働くとは何ですか?」

 

高校、大学卒業後多くの人は、定職に就くだろう。

 

しかし働くことに追われ、幸福そうにはとても見えない

 

大人達の背中を見て育った私は、

 

なんのために働くのか、いささか疑問に感じることがある。

 

そこで働くことについて考察する。

 

働く理由

 

 分類

 

働く理由は、大きく分類すると以下の3つに分類される。

 

お金のため

お金はなくてはならないものであり、ありすぎても困るものではない、生きるために必要なお金稼ぐために働くという理由。

 

自分らしい生き方のため

働くこと自体が楽しければ、働く意味を感じられる。自分のやりたいこと、好きなことが仕事であり。働く理由。

 

世の中の役に立つため

「社会のため」「世界人類に貢献するため」「能力や才能を生かし、誰かのために役に立つ仕事をしたい」など誰かに奉仕するために働くという理由。

 

日本の現状

  

現在日本人の半数以上がお金を得るために働いていると言われている。生きるためには衣食住が必要である、資本こそ力の現代それらを整えるためには、お金を稼がなければならない、そのためには仕事をしなければならないのが現状である。

 

 

仕事満足度

 

残念ながら日本の仕事満足度は世界ワースト1位である。ライフワークとして、人生を仕事に捧げているにもかかわらず、満足度は世界一低い。理由の主は以下の3つである。

 

日本の強い解雇規制による給与水準の低さ

 

年功序列で転職しにくくスキルアップできない環境

 

縦社会による上司や他の社員との人間関係

 

 

日本の社会には働くことに対する良くも悪くも大きな問題が存在していると考えられる。

 

つまり、、、

 

多くの人間は、やりたくない仕事を、自分の生活の糧を得るため一生やり続けるそんな未来が待っているのである。

 

まとめ  

 

働くことに対する「手段」と「目的」は間違えてはならない、しかし選択肢がありすぎる裕福な社会のせいで、明日の糧を得るのに精いっぱいな人々が多く、「働く意味を見い出せない」などといった贅沢な悩みを抱えている人間を製造していると考えられる。そこで長時間労働を美徳としてきた日本、年功序列を良しとしてきた日本の感覚は捨てる段階であると私は考える。機械やコンピューター技術が発展し便利になった今、労働時間を減らしても豊かに暮らせる社会を作り、ベーシックインカムのような政策を積極的に取り組み、なんのために働くのかということの意味を考えずにすむような、働くこと対して自分らしい生き方ができる社会への転換が必要である。そして私は、今が転換の時であると考える。

 

 

働くことがイヤな人のための本 (新潮文庫)

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