今回は答えは沈黙で有名な、
漫画「HUNTER×HUNTER」第一巻に登場。
ドキドキ2択クイズなぜ答えは沈黙なのか考察しました。
ドキドキ2択クイズとは?
ハンター試験会場までの道中の関門の一つであった、老婆が出題する究極の2択クイズ。内容は「母親」と「恋人」、「娘」と「息子」1人だけ助けるならどちらを助けるか?といった選択式の2択クイズで5秒の制限時間内に①か②で答える必要があり、それ以外の曖昧な返事は全て間違えだとみなされる。
罠を仕掛けるつもりだった男(以下罠男)
ゴン達の話を盗み聞き後をつけていた男。先回りしてゴン達に罠をしかけようと目論んでいたが、クラピカの推測では、魔獣に襲われている。
罠男に老婆が出したクイズは、
Q.お前の母親と恋人が悪党につかまり一人しか助けられない
①母親②恋人どちらを助ける?
であった。
罠男の答えは①
「母親はこの世にたった一人だぜ、恋人はまた見つけりゃいい」
「通りな」
その老婆の言葉の意味を、罠男は知る由もなかった。その意味を真に知ったのは、罠男が魔獣の洗礼を受けた時であった。つまり罠男の回答は正解ではなく、老婆の意にそぐわない不合格の回答をしたものだと考えられる。
ゴン、クラピカ、レオリオ
3人に老婆が出したクイズは、
Q.息子と娘が誘拐された1人しか取り戻せない
①娘②息子どちらを取り戻す?
であった。
結局3人は、5秒の制限時間内に誰も答えず、
こんな理不尽な問題を出す、雇われ試験官である老婆にレオリオは激昂し襲いかかった。
クラピカはそれを制止した上で、
「沈黙‼︎ それが正しい答えなんだ」
いみじくもキミが言っただろう
「正解なんて言葉ではくくれない」と
その通りこのクイズに正解なんてない!!
しかし解答は①か②でしか言えないルールだ
つまり答えられない、沈黙しかないんだ
と言い放った。
答えることができない、つまり沈黙が答えだと。その鋭い洞察力で導き出してる。
なぜ沈黙が正解だったのか?
罠男は答えはどうであれ筋道を立てた決断をしていました。しかし不合格
そのことから、
ハンターを目指す人間に必要なのは
洞察力>決断力ということが考えられる。
つまりこのクイズは論理的思考を問うものではなく、限られた選択肢の中で最善の答えを導き出す。ハンターに求められる高い洞察力を見られていたたのである。
万人共通の答えなどないクイズに、馬鹿正直に答えてはいけなかったということです。
トリックに気づいたクラピカはともかく、ゴンとレオリオなんか相乗りみたいでなんかズルいですが、3人で1問という、独断や他人任せなどのリスクが内在化していたと考えれば、レオリオとゴンは問題のトリックには気づけなかったものの、思考能力は合格点だと判断されたのかもしれません。
私だったら残り1秒ぐらいで焦って適当に答えてしまいそうです(笑)
「あらゆる残酷な空想に耐えておけ現実は突然無慈悲なものだからな」
と老婆が語っています。
もちろん今回はあくまで仮定の話です。でも実際に選ばなくてはいけない場面が来てしまったときに、高い洞察力がなければ最善手に気づくことも選ぶこともできませんからね。
まとめ
最終的な合否は老婆の好みで決まりそうだが、真の正解者はクラピカのみ。3人1問であるため、クイズに答えなかったゴン、レオリオも思考能力は及第点。結果的には沈黙することが正解だが、選択することはできないため沈黙というのが、正しい答えだと考えられる。
※罠男アニメでマシューという名前があるらしい
沼の主考察も見て
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